- 真空技術
- 真空ポンプを使い、0.08MPaの高真空状態を作り出し、乾燥に必要なエネルギーを約50%セーブします。
- CVT(空洞化)現象
- 引き抜き困難な結合水を、組織から引っ張り出す強力な空洞化現象を起こします。
- マイクロ波発熱現象
- 高真空中の無酸素状態でも木材に含まれる水分を1分間に2億4千5百万回の振動摩擦で発熱させます。
掘削工事などの際に湧き出る地下水を汲み上げる工法スーパーウェルポイント工法のノウハウから、真空に近い水蒸気と衝撃波が発生するキャビテーション効果によって、「低温」で「早期」乾燥が進むことがわかり、この現象をさまざまな用途に応用できるよう研究、開発した技術がCaViTo(キャビット)です。
CaViTo(キャビット)は、果物、野菜、穀物、魚介など、食品の乾燥、加工から、工業材料、木材の乾燥、木炭の製造、汚泥や生ゴミの処理、ドライフラワーなど、その他「乾燥」を行うあらゆる産業に活用が期待できる新製法です。
乾燥装置(φ1200)
端面積(A) = 1.13m2
体積(V) = 6.78m3
厚さ(t) = 9.5mm
総重量(kg) = 1675kg(鉄)
木材の乾燥ではスチーム式が1週間から10日かかるのに対してキャビテーション乾燥装置を用いると短縮して乾燥出来ます。
左図は木材の乾燥の目標の含水率20%に達するまでのキャビテーション乾燥装置を用いた含水率変化のグラフになります。
『低温』『高速』『高効率』の乾燥を行うことが可能になります